ドクター・サン感謝の会

難病の「クローン病」と診断され人生真っ暗。でも今はアルバイトが出来るまで回復しました。

近影
氏名
鈴木友一
年齢
26歳
性別
男性
住所
静岡県浜松市
使用本数
サンリング、サイクロン2本、サンリングフット、サンブレス
掲載
2005-08-12

私は22歳の暮れに奈落の底に引きずり落とされました。これからがバラ色の人生だというのに、難病の「クローン病」と診断され、「今のところ有効な治療法が確立されていない。たぶん一生付き合わなくてはいけなくなると思う。初期の大腸癌の方が良かった。」と言う医者の説明に愕然としました。
当時、大学に在学中で、その年の6月頃から腹痛、下痢の症状に悩まされながらも、勉学、バイトに勤しんでいましたが、実家へ帰省した際、近くの病院の診察を受けました。「過敏性大腸炎」と診断され、疲労やストレスを溜めないよう指導を受けました。しかし、どんどん体重も減り、血便も出るなど、心配は募るばかりでした。お正月休みに帰省した時も何もやる気も出ず、ただ、だらだらと寝ながら過ごしていた12月29日、便器が真っ赤になるほどの出血がありました。ショックと貧血で立つことも出来ず、弟に、胃腸科の病院へ連れていってもらい、即入院しました。
そこで初めて聞いたクローン病という病気は、消化器系(主に大腸、小腸)に潰瘍が出来る免疫異常の疾病で、脂肪や食物繊維を控えることが唯一の治療法であるとのこと。入院後2週間は、食事を摂ることも出来ず、ただ「エレンタール」という成分栄養剤を鼻から通した管で胃まで流し込みました。口から食べられない辛さを嫌と言うほど味わいました。
退院後、生活も一変してしまいました。脂肪分、食物繊維が微量なんていう食べ物は殆ど無く、自炊の身にはこたえました。こんな身で就職できるのか? 大学を卒業できるのか? 友達と飲みにいけなくなってしまった。色々なことを考え、滅入ってしまう自分がそこにありました。
その後、入退院を繰り返し、無事(?)大学を卒業しましたが、もちろん就職はできませんでした。自分もその気になれずにいたからです。いつまでも親に面倒を見てもらう情けなさを強く感じながらも、将来の不安をかき消すために、家でパソコンのロールゲームに没頭する毎日でした。そんな折に母から、「症状が軽くなるよ」とサンリングとサンブレスを渡されましたが、すぐに受け入れることが出来ませんでした。
「男が指輪? 治療法が無いのに本当?」
しかし、母やこれを紹介してくれた伯母さんの思いを考えると、まだ信じがたいことでしたが着けずにはいれませんでした。
この4月から6月下旬まで入院し、現在も口から食事を摂っていませんが、友達の紹介で8月上旬から、郵便局でアルバイトを始めました。以前と違い働く意欲が出てきました。少しずつですが改善されている証拠だと思います。これからもどんどん改善されればと、神にもすがる思いでいます。
今では、科学的なことしか信じられませんでしたが、今、心から信じようかと葛藤しています。